NTTのBizメール&ウェブサーバーを使うときに気をつけたほうが良い点

レンタルサーバー

2020.02.25

仕事でBizメール&ウェブサーバーを使っていて、気をつけたほうが良い点がいくつかあったので、その都度書いていこうと思います。
 

海外IPフィルタリングに気をつけろ!

詳細はこちらで↓
Bizメール&ウェブサーバーの海外IPフィルタリングが原因でGoogle検索結果から消えてしまった
 

メールセキュリティオプション契約者はDNS編集に気をつけろ!

もともとは、ウェブもメールもBizメール&ウェブのサーバーで運用していたが、ウェブサイトの速度があまりにも遅いので、ウェブはエックスサーバー・メールはBizメール&ウェブで運用という構成にするという案件を取り扱ったときの話です。
DNS編集で、Aレコードをエックスサーバーに向け、MXレコードをBizメール&ウェブに設定(その他レコードも設定したが、割愛)して、動作を確認しました。
ウェブは、想定どおり爆速となり良かった良かったと安堵していたところ、クライアント様からまさかの連絡、
「メールが送信できません!」
 
最初はDNSの浸透待ちなのかな~っと軽く考えていたのですが、待てど暮らせどメールが送信できるようになりません。
確証のないままクライアント様をあまり待たせるのも良くないので、念のためNTTに問い合わせてみたところ、意外な回答が返ってきました。
「メールセキュリティオプションのご契約者様はAレコードにBizメール&ウェブのIPアドレスを設定してください。」
 
え?そうしたらウェブサイトをエックスサーバーに向けられないじゃない?
っと思ってまた質問してみると、
「サブドメイン(www.example.com)をエックスサーバーに向けて、example.comへのアクセスをwww.example.comに転送してください。」
 
ん~、それしか方法はないよね。ってことで、個人的にはもうwww付きのサイトなんてナンセンスだと思っているのですが、仕方なくこの方法で運用することになりました。
 
すぐ答えが返ってきたあたり、おそらくこの問い合わせが多いのではと推測してます。
それにしても何だこの変な仕様、罠だなっと思ってしまいました。
ちなみに、セットアップマニュアルにはこの旨きちんと書いてありました。
みなさまもお気をつけください。
 

WordPressをFTPでアップロードしたときの権限問題

みなさま、独自テーマを開発したときに、WordPressの公開作業はどのようにしてますか?
gitが使えるならgitですかね。でも、Bizメール&ウェブサーバーはそもそもssh接続できないので、gitは使えません。
簡単インストール的なものがありますが、できれば開発したWordPress本体ごとアップロードしたいものです。
なので、まるごとFTPでアップロードしたのですが、、、
動作確認をすると、メディアのアップロードやプラグインのインストールなどに失敗します。
おそらく、web(Apache)が動作するときの権限とFTPでアップロードしたファイルの権限が合っていないのが原因ではないかと思います。
所有者もしくは所有グループが双方で一致するように設定して解決するのがセオリーかと思うのですが、オーナー変更はできないらしく書き込み権限を変更(777)することでしか今のところ対応方法がないように思います。
そうするとセキュリティ的に問題があるので、面倒だが簡単インストールしてテーマ上げて、プラグインインストールし直して、また1からテストしないといけないのか?っていうことになるよね。
どこまでも気の利かないサーバーだなぁ~。なんてね。