WordPressのサイト開発が終わっていざ公開というときに、意外と手順が多くてモタつくことがあるので一度まとめておこうと思います。
いつもドメインを取得して安心してしまうので、ドメインの取得からWordPressのサイト公開までパパッと終わらせるための手順を書いておきます。
WordPressのサイトをローカルの開発環境で制作し、独自ドメインを取得して、レンタルサーバーで公開するという前提で書きます。
その1. ネームサーバーの設定
まずはネームサーバーの設定を行います。
ネームサーバーの設定とは簡単に言うと、ドメインとサーバーを連携させる作業です。
この設定を1番にやる理由は、インターネットに反映されるまでにはタイムラグがあるからです。ドメインを取得したらすぐに行うことをおすすめします。
この作業はドメインの管理ツールで行います。
レンタルサーバーには必ずネームサーバーがあり、ドメインにはネームサーバーを設定する項目があります。
ネームサーバーは複数あることがほとんどで、Googleなどで「エックスサーバー ネームサーバー」とかで調べたら出てきます。
その2. ドメイン設定【サーバー管理ツール】
サーバーにドメインを認識させる設定です。
これはサーバー管理ツールで行います。
「ドメインの追加」みたいな項目がどこかにあるので、そこで取得したドメインを追加します。
ほとんどのレンタルサーバーでは、このドメインの追加処理を行うと、このドメイン用のフォルダを作成してくれます。
アクセスURLはどれで、FTP先はどこどこですと表示してくれるところもあります(エックスサーバーなど)。
最終的にこのドメイン用のフォルダにFTPなどでファイルをアップロードしてWEBサイトを公開することになりますので、このフォルダのパスをメモしておきます。
とりあえずここまでがドメイン取ったらまずやること。以降は引き続きWEBサイト公開の流れです。
3. データベースの作成とインポート
WordPressは、データベースを作成する必要があります。
この作業もサーバー管理ツールで行えるようになっているところがほとんどです。
データベースに必要な情報
データベースを作成したときの情報はメモしておきます。
あとで、wp-config.phpを編集するときに使います。
- データベース名
- データベースのユーザー名
- データベースのパスワード
- データベースのホスト名(IPアドレス)
データベースインポート
あらかじめ公開予定のデータベースを開発環境からエクスポートしておきます。
ほとんどのレンタルサーバーでphpMyAdminが使えると思いますので、公開予定のデータベースをインポートします。
データベースインポート後に行う作業
データベースインポート後には、以下の作業を行います。
- wp_options(※1)テーブルのsiteurlとhomeを本番用に書き換える。
4. WordPressファイルの配置
WordPressのファイルを配置していよいよWEBサイトの公開となります。
本番用のwp-config.phpを準備
本番用のwp-config.phpファイルを開き「3. データベースの作成とインポート」で作成したデータベースの情報に書き換えます。
- define(‘DB_NAME’, ‘データベース名’);
- define(‘DB_USER’, ‘データベースのユーザー名’);
- define(‘DB_PASSWORD’, ‘データベースのパスワード’);
- define(‘DB_HOST’, ‘データベースのホスト名(IPアドレス)’);
WordPressファイルのアップロード
「2. ドメイン設定」で作成されたフォルダにFTPでもGitでも良いのでファイルをアップロードします。
wp-config.phpファイルは本番用に作成したものをアップロードしてください。
5. WordPress公開後の作業
管理画面での作業
- パーマリンク設定の更新(これをやらないと、下層ページが閲覧できません)
- 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにするのチェックをはずす。
- お客様用アカウントでログインして問題なく作業できるか。
WEBサイト確認作業
- サイトが正常に閲覧できるか。トップページ、下層ページ。PC、スマホ、タブレット。
- SSLを付けた場合、「https://」となっているか。
- お問い合わせフォームがある場合は、メールが想定どおりに送信されるか。
その他の作業
- Googleアナリティクスの設定
- Googleサーチコンソールの設定